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産後すぐに赤ちゃんが受ける検査…種類と内容・その後の対応

      2018/01/11

産後すぐに赤ちゃんが受ける検査…種類と内容・その後の対応

生まれたばかりの赤ちゃんは、いくつかの検査を受けて、体の状態を調べられます。

検査は、入院している産後1週間以内に行われますが、結果が出るのは退院後ということもあります。

何らかの異常が発見された場合は、治療や観察などの対応が取られます。

今回は、出産後に行われる赤ちゃんの検査の種類や内容、その後の対応についてご紹介しましょう。

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産後すぐ赤ちゃんが受ける検査…先天性代謝異常検査とは?

赤ちゃんは産後1週間の入院中に、さまざまな検査を受けますが、これは赤ちゃんが生まれつき何らかの病気を抱えていないかを調べるためです。

早い段階であれば、異常が見つかったとしてもすぐに治療を始めることで障害の進行を遅らせたり予防したりすることが可能です。

先天性代謝異常とは、生まれつき代謝機能に障害がある状態のことです。

代謝がスムーズに行われなければ体内に有害な物質が蓄積され、命に関わる場合もあるので、早期発見・早期治療が重要です。

先天性代謝異常検査によって、次のような病気にかかっているかどうかが分かります。

  • アミノ酸代謝異常
  • 有機酸代謝異常
  • 脂肪酸代謝異常
  • 糖質代謝異常

この検査の結果は、異常がなければ1ヶ月検診の時に伝えられることが多いようです。

しかし、異常値が認められる場合は、検査後1週間ほどで連絡が届きます。そして、再検査をしてもう一度状態を確認します。

初回の検査では、正常範囲内でも異常と判定されることがあるため、再検査の結果が出るまでは確定できません。

産後すぐ赤ちゃんが受ける新生児聴力検査の流れ

新生児聴覚検査とは

精密検査を必要とする赤ちゃんを判別するために行われる検査で、聴覚障害の有無を調べるわけではありません。

出産した医療機関で、出産後2日〜退院日までに実施します。

AABR検査(自動聴性脳幹反応)という聴神経から脳幹の電気的反応を測定する検査で反応があれば「合格」となります。

この検査は、赤ちゃんが眠っている間に、ヘッドホーンのような機械を当て、5分程度で実施できます。

検査で反応が得られなかった場合は、再検査が必要となり、精密検査を行います。

専門の検査機関で、3〜4ヶ月頃までに30分〜1時間ほどかけてABR検査(聴性脳幹反応)が行われます。

スクリーニング検査であるAABR検査で「要再検」となった場合でも、耳の中に羊水が残っていたり、耳垢が詰まっていたりすることもあるので、難聴と確定はできません。

また、スクリーニング検査で「合格」だったとしても、中耳炎やおたふく風邪をきっかけに難聴になることもあるので、定期健診で耳の検査は続けるようにしてください。

産後すぐの赤ちゃんの黄疸検査…ビリルビン値の基準値

新生児黄疸の診断…ビリルビンの基準値とは

生まれたばかりの赤ちゃんの黄疸が病的かそうでないかを判断するには、検査によりビリルビン濃度を測定する必要があります。

生理的な黄疸の場合、ビリルビン値が13mg/dl前後になった後、正常値である5mg/dl以下まで少しずつ下がっていきます。

しかし、この値が15mg/dlを超え続ける場合は、異常が疑われます。

また、生後24時間以内に明らかな黄疸が現れたり、生後2週間を過ぎても収まらなかったりする場合も治療を要することがあります。

ミノルタ黄疸計とは

この検査を行う時に使うミノルタ黄疸計は、採血をせずに測定ができるという特徴があります。

この計器による判断の基準値は、病院にもよりますが、22mg/dl以上になると血液を採って精密検査を行うことが多いようです。

基準値は、出生体重によって変わるので、数値が高くても慌てずにまずはかかりつけ医に相談することをおすすめします。

産後すぐに赤ちゃんの血液型検査をしなくなった理由

昔は、赤ちゃんが生まれるとすぐに血液型を調べる検査が行われていましたが、現在は行われていません。

なぜかというと、産後間もない新生児の赤ちゃんは、血液が不安定なため、正しい血液型を判別できないからです。

血液型は、赤血球上のA型抗原とB型抗原の存在を確認する試験と、血漿内の抗A型抗原と抗B型抗原の有無を確認する試験を行い、ふたつの結果が一致した時に判定されます。

しかし、新生児の頃は、赤血球側の反応が弱く、血漿内にもまだ抗体が作られておらず、母親の抗体が影響するため、赤ちゃんの本当の血液型と違う結果が出てしまうことがあります。

ですから、昔の血液検査では間違った検査結果が出ることが多く、成長して病院で検査を受けると違う血液型であったと知りショックを受けることも多かったようです。

そのため、新生児期での血液型検査は行われなくなりました。

赤ちゃんが産後すぐに受けた検査で異常あり…どう対応すべき?

検査結果に疑問…セカンドオピニオンを

産後、赤ちゃんがすぐに受けた検査の結果、障害の疑いがあると言われたらどう対応すればいいのでしょうか?

医師の言うことが間違いではないかと思うこともあるでしょう。

そのように、結果を聞いても納得できない時の対処法として「セカンドオピニオン」があります。

他の医療機関を受診して、別の医師の意見を聞くことです。たくさんの患者を診ている医師の方が安心できるということもあるでしょう。

赤ちゃんの治療…医療機関の連携は?

病気が判明した時、かかりつけの病院が個人病院や小規模な病院で十分な設備がなく、対応できない場合もあります。

そんな時は、より設備が整った総合病院で治療を受けることになります。

病院同士で情報共有がなされるため、病院を移ってもすぐに治療を始めることができます。

病気や治療について、疑問や不安があれば、きちんと伝えて、納得した上で治療を進めることが大切です。

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