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お弁当に梅干しを入れることによる防腐・殺菌効果

   

お弁当に梅干しを入れることによる防腐・殺菌効果

暑い時期には、せっかくのお弁当が早く痛んで食べられなくなったりします。

それを防ぐために、殺菌作用のある梅干しをご飯に乗せると効果的とされていますが、実際にはそれほど効果がないともいわれています。

とはいえ、使い方次第でお弁当の痛みを遅らせることはできますし、健康増進にももちろん役立ちます。

ここでは、お弁当への賢い梅干しの使い方について、ご紹介します。

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弁当に梅干しを入れることの効果

暑くなってくると、お弁当も早く食べないと腐ってくるという問題があります。

せっかくのお弁当が食べられなくなるのは、もったいないですから、ぜひ避けたいものです。

そこで、昔からお弁当を長持ちさせようとする目的で、いわゆる日の丸弁当と呼ばれるように、梅干しが入れられていますよね。

梅干しには食欲を増進させる働きがありますが、それだけではなく殺菌効果があることが、古来より知られていたのです。

お弁当のご飯を腐敗させる主な原因はバチルス菌です。バチルス菌は熱に強いため、加熱しただけでは死滅しません。

しかし、梅干しに含まれているクエン酸など、酸に弱いのが特徴です。

お弁当のご飯を腐敗から防ぐために梅干しが効果的といわれているのは、そのためです。

暑い季節にはお弁当に梅干しを活用して、お弁当をおいしく安全に食べましょう。

お弁当に梅干おにぎりは抗菌効果があった!】

梅干しおにぎりの抗菌効果に関する実験結果

梅干しに本当に殺菌効果があるのかについて、実験が行われたのでご紹介します。

梅干し、ツナマヨ、昆布の3種類のおにぎりを用意してリュックに入れて、これを炎天下の中6時間放置して、その後細菌の繁殖具合を調べてみました。

すると、ツナマヨと昆布のおにぎりにはかなりの数の細菌が見られましたが、梅干しのおにぎりにはほとんど菌が繁殖していなかったのです。

やはり、梅干しを入れるとお弁当が腐りにくいというのは事実のようです。

また、梅を食べることにより胃液などの分泌が増えて、体内で口から入ってきた菌に対する殺菌効果も増強するとされています。

ただし、お弁当のご飯に対する梅干しの殺菌作用は梅干しの周囲だけしか効果がなく、その外側の部分は菌が増殖してしまうので、単に梅干しを置くだけでご飯すべてが安全、というわけではありません。

そのため、お弁当のご飯全体の腐敗をふせぐためには、梅干し弁当ではなく、梅の果肉をほぐしてご飯全体に混ぜ込む工夫が必要です。

弁当の梅干しは、実は殺菌防臭効果はあまりない!

暑い季節にはお弁当のご飯が腐りやすくなるので、それを防ぐために梅干しを入れる人が多いようです。

しかし、本当に梅干しに殺菌や防腐といった効果があるのでしょうか。確かに、梅干しには殺菌効果があるのは事実のようです。

ただし、それは梅に接触しているわずかな部分のご飯にだけ有効で、日の丸弁当のような場合、単に真ん中に梅干しを1個置いたからといって、ご飯全体に殺菌作用が行き渡るというのではありません。

むしろ、梅干しに含まれているクエン酸やリンゴ酸を摂取することで、胃液の殺菌作用を強くさせ、食べた物に含まれる細菌を体内で殺すという意味での効果が期待できます。

また、梅干しに多く含まれるクエン酸には疲労回復の効果もあることや、酸味と塩分によって唾液を多く分泌させて殺菌作用が高まるということもいわれています。

昔の梅干しと今の梅干しでの弁当への効果の違い

梅干しには殺菌効果もあることあることが知られていて、古くからお弁当にも利用されてきました。

しかし、現在の梅干しとかつての梅干しには違いがあることを、ご存じでしょうか。

そもそも昔の梅干しは、塩分が20%以上も含まれていて、シソの葉を利用して色付けしただけのもので、他の調味料などは一切使用していないものです。

そのため常温でかなりの長期間保存ができるものでした。

ところが、現在スーパーで販売されているような梅干しは、製造過程で水洗いするため塩分が8%くらいとかなり低く、調味料などを加えて味付けしたもので、クエン酸の含有量もかなり低くなっています。

もちろん、殺菌効果も期待できませんし、そもそも梅干し自体が冷蔵保存しないと腐ってしまうのです。

殺菌防腐効果に梅干しを利用するなら、塩分が20%くらいで常温保存、賞味期限のないものを購入するようにしましょう。

梅干しは食欲を増進させて疲労回復に効果的

ここで、梅干しをお弁当に入れることでどのような効果があるのか、おさらいしてみましょう。

梅干しは独特の酸っぱい味がしますが、その正体はクエン酸です。クエン酸には様々な効能があります。

暑い夏には食欲も落ちて夏バテの原因になりがちですが、クエン酸の心地よい酸味は食欲を促します。

また、クエン酸には体内に取り込んだ栄養素をエネルギーに変換する働きを促すため、疲労回復に役立ちます。

クエン酸による酸っぱさは、唾液の分泌だけではなく胃液をはじめとした体内の消化液の分泌も活発にさせるため、胃腸の働きも良くなります。

そして、梅干しのクエン酸のもう一つの役割として、殺菌効果が優れているということも忘れてはなりません。

お弁当に梅干しを入れておくと、暑い時期でも細菌の繁殖を抑えて食中毒のリスクを減らします。

梅干しの殺菌効果は、お弁当だけではありません。ピロリ菌などの増殖を抑えて胃がんの抑制効果もあると報告されています。

このようにいいことずくめの梅干しを、毎日の食事にぜひ取り入れたいですね。

弁当のごはんの痛みを防ぐために効果的な梅干しの使い方

1.混ぜご飯にする

暑い時期に早く痛みがちなお弁当のご飯を長持ちさせるために、梅干しが効果的であることを述べてきました。

しかし、ただ単にご飯にポンと1個入れるだけでは、ほとんど効果はありません。

それは、梅干しの殺菌効果が及ぶのは、梅の果肉に接触している部分だけだからです。

なので、少し工夫が必要です。

梅の果肉に接するご飯が多いようにすればいいのですから、梅を小さくほぐして、混ぜご飯にしましょう。

ご飯を炊くときに、あらかじめ炊飯器に仕掛けたご飯と一緒に梅干しを入れて、一緒に炊き、炊き上がったらよく混ぜてほぐすようにすると簡単にできます。

2.梅干しの選び方

殺菌効果を期待するためには、いわゆる減塩処理を施した梅では、殺菌力が少ないためあまり効果がありません。

昔ながらの塩分の高い梅干しを選ぶようにしましょう。

減塩処理をしている梅干しは「調味梅干し」と記載されていますが、減塩処理をしていない梅干しは、そのまま「梅干し」と記載されています。

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