離乳食で気を付けたい野菜に付着した農薬の問題点

赤ちゃんの離乳食が始まると、赤ちゃんの成長や健康を考えてたくさんの野菜を取り入れているママも多いことでしょう。

よりたくさんの種類の野菜を赤ちゃんに与えることは良い事ですが、気を付けておきたいのが野菜に付着した農薬の問題です。

野菜に付着した農薬は赤ちゃんにどのような影響を与えるのか、また農薬の影響を受けないための対処法などをまとめてみました。

ぜひ参考にして、安心・安全な離乳食を心がけましょう。

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離乳食に使う野菜の農薬や放射能問題

オーガニックや無農薬食材など、健康志向の人を中心に食事に取り入れている方が増えている中、今までは世界の中でも食品の安心・安全に厳しい日本で、食品の安全性についてそこまで意識していない方も多いことでしょう。

しかし、東日本大震災のときの福島原発の放射能漏れにより、日本中で一気に食材の安全性について意識する機会が多くなってきました。

今までもアトピー疾患の原因は、野菜などの食材に付着した農薬を摂取したことが影響していると言われていました。

農薬や放射能が付着した野菜を食べることで、どのような影響が起こるか全ての被害は、この先何十年後かにどんなことが生じるかを含め、はかり知るのは難しいことではありますが、体に様々な悪影響を及ぼすことは容易に想像できるでしょう。

食の安全が注目される中で、特に注意したいのが離乳食で使用する食材です。

脳や体の成長が著しい時期に、農薬や放射能が付着した野菜を摂取することは決して良い影響を与えるものにはならないでしょう。

先輩ママが実践！離乳食用の野菜の農薬対策

離乳食用の野菜を選ぶ時に、新鮮なものを選ぶことは容易ですが、農薬や放射能がどのくらい付着しているかを見極めることは不可能と言えるでしょう。

そこで、離乳食を作った経験のある先輩ママに、野菜の農薬についてどう対処していたかを聞いたところ、多くの方が野菜の洗い方にこだわっていたようです。

• 葉物野菜は一枚一枚裏表洗う
• ジャガイモやサツマイモはしっかり洗ってから皮をむく
• 白菜やキャベツは表面の1枚目は捨てる
• 流水で30秒以上洗う

など、様々なこだわりがあるようです。

洗うことにより、農薬の影響がどのくらい軽減するかの詳細はわかってはいませんが、しっかり洗うことで野菜の表面に付着している農薬を除去し、摂取する量を軽減できるでしょう。

また、ベビー用品の中には野菜や食材を洗う専用の洗剤などが販売されているので、気になる時にはぜひ利用してみましょう。

離乳食を作る前に…野菜の効果的な農薬除去法

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、様々な種類の野菜を離乳食で食べさせてあげたいものです。

野菜ごとにも、農薬を取り除く方法が違うので、食材によって洗い方を変えたり食べ方を変えてあげるようにしましょう。

離乳食におすすめな野菜と農薬除去法

レタス・キャベツ

一番外側に面している葉は捨てて、2 枚目から使用しましょう。

離乳食に使う葉は、流水で一枚ずつ裏と表の両面をしっかり洗いましょう。

ほうれん草や小松菜

ほうれん草や小松菜は多くの栄養を含んでいるので離乳食にはオススメな野菜です。

しかし、根元に土がついているものも多いので、一茎ずつしっかり根元まで洗って土を落としましょう。

かぼちゃ

離乳食でカボチャを使用する場合は皮をむくことをオススメします。

皮ごと使う時には、たわしを使いしっかり流水で洗いましょう。皮まで柔らかくなるようにしっかり茹でるか蒸しましょう。

ジャガイモやサツマイモ

流水でしっかり洗ってから皮をむきましょう。

芽が出ていたり、緑に変色しているものは使用をやめましょう。

離乳食用の野菜はこう選ぶ！ほうれん草の農薬問題

離乳食をつくる時に、食材選びは重要なポイントになります。
栄養たっぷりで様々な煮たり蒸したりしやすい、ほうれん草を選んでいるママも多いことでしょう。

そこで離乳食でほうれん草を選ぶ時のポイントや農薬の除去法を詳しく見ていきましょう。

ほうれん草は農薬が多め!?

虫に食われやすい葉物野菜は、農薬が多めに使用されていることが多いと言われています。
また、根から葉まで全体的に農薬が散布されている可能性が高いでしょう。

離乳食に利用するほうれん草などの食材は、できれば農薬を全く使用してないオーガニックや無農薬製法のものがオススメですが、そうでない場合はしっかり洗って対策しましょう。

ほうれん草を選ぶポイント

緑色が濃いものを選ぶことが重要です。また根元から葉までみずみずしく柔軟性のあるピンとしたものを選びましょう。

重層水で下ごしらえ

ボウルに重層水をつくり、約30分程度浸しておきましょう。

その後、しっかり流水で一枚一枚根元から葉先まで丁寧に洗いましょう。

農薬の心配なし？離乳食におすすめな野菜

離乳食で使用する野菜を選ぶ時には、普通以上に農薬の影響が気になってしまうものです。

スーパーで野菜を選ぶ時には、無農薬・オーガニックなどがオススメです。
有機JASマークがついている野菜は、農林水産省が定めたJAS規格に適合しているものなので安心・安全です。

また、最近では室内で育てる水耕栽培やLED栽培なども盛んになっているのでチェックしてみましょう。

農薬を使わずに野菜を作ると、虫食いの影響で市場に出回ることがなくなってしまいます。
そのため、農薬を使ってでも見た目がキレイな野菜を作る必要があるのです。

スーパーで買う野菜に虫食い野菜はほとんどなく、まれにあったとしてもつい虫食いのないキレイなものを選んでしまうという方も多いのではないでしょうか。

農薬は悪！という一方、このように虫食い野菜に抵抗がある私たちにも、本当の野菜の姿をしっかり理解する必要があるのではないでしょうか。