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子供の擦り傷の最新の処置法と病院に行くべき目安について

   

子供の擦り傷の最新の処置法と病院に行くべき目安について

子供にとって怪我は日常茶飯事ですね。

走って転んだり、擦りむいたりした時の最新の処置法や、どの程度までの怪我であれば家庭で処置しても大丈夫なのか、どのような状態になれば病院で診察を受けた方がよいのか、また直ぐに病院に行かなくては危険な怪我はどのようなものなのかなどについて調べてみました。

怪我の内容によっては命にかかわるものもありますので、適切な対応が必要です。

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こんな擦り傷は、子供でも大人でも病院へ

擦り傷というのは、なかなか治りにくい場合があります。

最近は湿潤療法(モイストヒーリング)というこれまでの傷の処置方法とは全く異なった方法での処置が広まってきています。

しかしなぜ湿潤療法が良いのか、湿潤療法のポイントを理解せずに処置している方が多いのではないでしょうか。

湿潤療法というのは新しい考え方に基づいた傷の処置法ですので、ぜひ正しい知識を習得して実践するようにしてください。

湿潤療法というのは万能ではありません。次のような傷や怪我の場合は、湿潤療法での処置に適していません。

  • 動物に噛まれた傷(狂犬病の危険がある)
  • 錆びた釘などでの深い傷(破傷風の危険がある)
  • 化膿した傷(抗生物質などでの治療が必要)
  • 大きな傷、深い傷(縫合の必要がある)
  • 範囲が広いやけど、低温やけど(医師の診察が必要)

このような傷の場合は、なるべく早く医師の診察を受けてください。

子供の擦り傷には湿潤療法が最適!でも傷の種類や程度によっては病院へ

最近、ニュースで「小学校の医務室に消毒液を置かない学校が増えている」というのがありました。

湿潤療法の広がり方がちょっと急激過ぎるような気もしますが、今の小学生が親になるころには皆が正しい傷の手当ができるようになっていることでしょう。

さて、湿潤療法のポイントですが、

  1. 水道水で傷口をよく洗浄する。
  2. 消毒液は使わない。
  3. 傷口は乾燥させず潤いを保つ。
  4. 傷口が化膿していないか毎日チェックする。

それと湿潤療法というのは、皮膚の表面の傷でしかも滲出液が出ていないとこの治療法の長所・特徴を生かせません。

湿潤療法は要点をしっかり理解した処置が必要になりますので、少し大きな傷などであまり自信の無い時には医師の診察を受けることをおすすめします。

また特に傷口は小さくても命にかかわるような傷というのもあります。

例えば、狂犬病(動物に噛まれたような傷)や破傷風(錆びた釘などを踏んだ場合のような汚いもので深い傷)は、命にかかわる場合がありますので、このような場合は直ぐに病院で治療を受けてください。

子供がひどい擦り傷!病院ではこの診療科へ

子供は予想もしないような怪我をすることがあります。

これまでは怪我=外科と信じていましたが、実際はどうなのでしょうか?

予備知識として、外科と名前が付く診療科についてお伝えします。

  • 一般外科(外科):通常主に消化器外科をさす場合が多く、胃ガンや大腸ガンの手術といったことが多いようです。
  • 整形外科:骨や関節、それと筋肉などの「運動器官」の機能改善を重視した外科になります。
  • 形成外科:怪我や先天性の異常になどより外見的・機能的に問題がある場合、それを改善する外科になります。
  • 皮膚科:皮膚の外傷や湿疹、やけど、脱毛、爪の異常など、皮膚に関すること全般になります。

これらのことから、

  • 手足の怪我:これは整形外科が専門です。
  • やけど:これは皮膚科が得意分野です。
  • 顔面の怪我:形成外科が専門です。

また目立つ場所の縫合も形成外科です。治った後、目立たないように縫合してくれます。

湿潤療法のポイントと処置の手順について

湿潤療法というのは、これまでの擦り傷などの治療と根本的に異なっていますので、ポイントを良く理解して正しく処置をしてください。

そうすればこれまでより痛みも少なく、早く、傷跡もきれいに治るようになります。

しかし、間違った処置をしますと化膿したりする可能性もありますので、注意が必要です。

  1. 傷口を水道水で良く洗います。傷口の中のゴミや砂なども念入りに洗い流してください。
  2. 出血が多い場合は止血します。傷口を指でしばらく押さえていればほとんどの場合止まります。
  3. もし止まらなければ医師の診察を受けてください。

  4. 市販の湿潤療法用の創傷被覆材(「キズパワーパッド」などのドレッシング材)を使って傷口を保護してください。
  5. その際、消毒液は絶対に使わないでください。消毒液は雑菌を殺しますが、それ以上に皮膚の組織にダメージを与えてしまいます。

  6. 傷口から滲出液(透明で淡い黄色のサラサラした液体で、傷口の修復に大事な成分が含まれています)が出てきて、傷口を修復していきます。
  7. 毎日、傷口が化膿していないかチェックします。

もし化膿していたら湿潤療法を中止して医師の診察を受けてください。

なお、糖尿病の方は傷口が治りにくくなっていますので、湿潤療法は行なわず医師の指示に従ってください。

子供の擦り傷が可能した場合、状態によっては病院へ

擦り傷や切り傷が次のような症状が出てきたら化膿してきたのかも知れません。

次の4つのポイントをチェックしてください。

  1. 傷口の腫れている。
  2. 傷口の痛みがある。
  3. 傷口が赤くなっている。
  4. 傷口周辺が熱を持っている。

これらの症状が出ていると化膿していると考えられます。また、膿(壊れた白血球や死んだ細菌などを含む液体で、粘りや臭いがあり黄色や緑色)も出てきているかと思います。

もしこのような症状が現れましたら、湿潤療法を行なっている場合は、直ぐに中止します。また。傷口が小さい場合や化膿の程度がかるいようであれば、市販の化膿止め外用薬をつけて様子を見てください。

なお、市販の化膿止め外用薬をつけても改善されない場合や、傷口が動物に噛まれたもの(狂犬病の危険)、錆びた釘などによる場合や深い刺し傷の場合(破傷風の危険)は直ぐに医師の診察を受けてください。

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