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出産から産後にかけての出血多量…原因と対処法

   

出産から産後にかけての出血多量…原因と対処法

出産すると、通常であれば子宮が収縮し、出血は減少します。

しかし産後、子宮がスムーズに収縮せず、多量に出血することもあります。

子宮内の胎盤が剥がれ落ちる際のトラブルが原因になる場合もあり、状況によっては母体が危険にさらされるケースも見られます。

今回は、産後の出血多量の原因と対処法についてご紹介しましょう。

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産後の出血多量は弛緩出血?症状と対処法

産後、子宮の収縮がうまくいかず、多量に出血したという経験がある女性は少なくありません。

脳貧血になり、ふらつきを感じたという人もいれば、自覚症状がなく、知らない間に出血していたという人もいて、感じ方には個人差があります。

弛緩出血の場合、まずは子宮を収縮させるため、子宮収縮剤を投与する他、氷をお腹の上に置いたり、保冷シートを貼ったりして冷やすなどの処置が行われます。

また、状態によっては点滴が必要なケースもあり、落ち着くまでは安静にすることも大切です。

貧血の症状がひどい場合は、鉄剤注射をしたり貧血の薬を飲んだりして対応します。

大量に出血したため、歩くどころか立つだけでふらつき、寝たまま移動したという人もいます。

弛緩出血は、産後の一時的なものとは言え、生命に関わることもあるので、早く適切な処置をすることが重要です。

出産から産後の出血多量…「分娩時異常出血」とは

分娩の際、ある程度の出血はするものですが、一定量を超える出血は「分娩時異常出血」とされています。

実際に2人目のお子さんを出産した時、多量の出血をした女性の話をご紹介しましょう。

この女性は、分娩時間は4時間と短時間で出産しましたが、分娩時に1750mlの出血があったと言います。

産後もそのまま分娩台で4時間ほど点滴を受けた後、タンカーで部屋まで運ばれましたが、一晩中貧血と後陣痛で苦しんだそうです。

翌日の午後になると、部屋から向かいにあるトイレに行ったり、ベッドから起き上がったりすることもできるようになりましたが、看護師さんから心配されたということです。

一般的に、分娩中から分娩後2時間までの間に500ml以上の出血があった場合、正常な出血ではなく大量出血と見なされます。

出血が多すぎる場合、母体にも危険が及ぶ可能性があるため、早急に適切な処置をして安静にすることが大切です。

【弛緩出血の対処法】産後の出血多量を止める方法

出産すると、通常であれば子宮はすぐに収縮を始め、出血を止めようとします。

しかし、次のような場合は出血量が多くなります。

・なかなか収縮しない
・収縮してもすぐに緩んでしまう

このような状態のことを「弛緩出血」と言います。

これから弛緩出血の対処法について説明しましょう。

1.お腹のマッサージをする

子宮を揉むと収縮力が戻るため、産後の診察時に医師や助産師が行う場面もよく見られます。

帝王切開の時にも子宮を収縮させるため行うことがあります。

また、子宮の筋肉は叩くとより強く収縮するので、収縮が悪いと「叩く」という方法が取られるケースも存在します。

この方法は効果的ですが、かなりの痛みを伴います。

2.お腹を冷やす

筋肉は冷やすと収縮するという性質を利用して、お腹の上にアイスノンを乗せるという方法もよく使われます。

3.子宮収縮剤を投与する

また、点滴や注射で子宮を収縮させる薬を投与する方法もあります。

弛緩出血の対応はスタートが肝心で、適切なタイミングできちんと収縮剤を使うことが出血量を少なく抑えるポイントです。

基本的には点滴に混ぜて持続的に投与しますが、病院によっては筋肉注射をしたり、子宮の出口に直接注射したりすることもあります。

この方法は昔よく行われていましたが、かなりの痛みを伴い、薬の副作用によって吐き気が出ることもあるので辛く感じるかもしれません。

不安な場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。

分娩時の多量出血…原因と症状

分娩時の多量出血の原因

  1. 双子や三つ子などの多胎妊娠や出生体重が4000g以上の巨大児、羊水の量が増えすぎる羊水過多などによって子宮筋が過剰に伸びた状態になっている
  2. 長時間続く微弱陣痛に対して投与される子宮収縮薬の影響
  3. 分娩が長引くことによる疲労
  4. 分娩の進行が早過ぎる
  5. 子宮の形が正常な状態でない
  6. 子宮筋腫がある
  7. 排泄を我慢しすぎて便秘になっている
  8. 子宮の収縮を抑制する薬剤の使用
  9. 胎盤が子宮の出口にかぶさっている状態でくっついている
  10. 子宮の中に固まった血が溜まり、子宮が伸びて広がっている

症状の現れ方

胎盤をお腹から出した後、暗赤色の血液が大量に出てきます。

出血は、突然起こることもありますが、ゆっくりと始まる場合もあります。

子宮の内部に血液が溜まり、出血量が増加するとショック症状が現れることもあり、注意が必要です。

出産で大量に出血するのはなぜ?

(1)妊娠すると血液が増える理由

妊娠すると、血液の量がいつもより1.5倍増えます。これは、子宮に栄養や酸素を送るために多くの血液を必要とするからです。

このように、妊娠中は血液の量が増えるため、出産で出血しても一定の範囲内であれば問題ありません。

(2)出産時の出血量…正常範囲は?

それでは、どれくらいの出血までなら大丈夫なのでしょうか?

通常であれば500mlまでが正常な範囲とされていますが、300ml程度のことが多いようです。

出産の時は、血液と一緒に羊水も出てくるので、大量に出血しているように思われますが、実際に、正常範囲を超えるケースはあまり多くはありません。

(3)出産で出血する理由

出産で大量出血が起こる原因は、主に子宮の収縮がうまくいかないことによる「弛緩出血」だとされています。

その他にも、赤ちゃんが生まれてから胎盤がスムーズに子宮からはがれなかった時にも、起こることがあります。

出産から産後にかけての出血は、早い段階で適切な処置をすることが大切です。

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