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赤ちゃんが水分補給を嫌がる理由と上手な飲ませ方

   

赤ちゃんが水分補給を嫌がる理由と上手な飲ませ方

赤ちゃんは次第にミルクや母乳以外の飲み物で水分補給をしなくてはなりません。

しかし、練習を始めても水分補給を嫌がって飲まない場合があります。

なぜ飲んでくれないのか理由が分からず水分補給が進まず悩む母親も多いようです。

では一体どんな理由があるのでしょうか?

そこで今回は赤ちゃんが水分補給を嫌がる理由や上手な進め方や注意点など赤ちゃんの水分補給についてご説明します。

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赤ちゃんが水分補給を嫌がっても脱水症状には気をつけて!

赤ちゃんは、大人と比べると脱水症状になりやすいそうです。

大人の身体は約60%が水分ですが、赤ちゃんは水分量が約80%。

小さい身体ですが、大人より多く水分が必要なのです。

「一日に必要な水分量が多い」にも関わらず「水分が失われやすい」ため、大人よりも脱水症状になりやすいのです。

水分が失われやすい理由としては、以下の点があげられます。

  • 汗をかきやすいため(暑い時だけではなく、泣いた時や熱が出た時などたくさん汗をかく)
  • 尿の回数が多いため(新生児の場合、1日平均10回はオムツ替えをします)
  • 嘔吐、下痢をしやすいため(ミルクの吐き戻しなど)
  • 腎臓の機能が未発達なことにより、身体の中の水分量を一定に保てないため
  • 離乳食開始後は、母乳や粉ミルクを飲む量が減るため

このように、赤ちゃんは思っている以上にたくさんの水分を毎日使っているので、しっかり水分補給をしてあげることが重要です。

赤ちゃんの成長に合わせて、授乳の回数が減っている場合は母乳や粉ミルクに代わる水分を与えてあげる必要があります。

赤ちゃんに母乳やミルク以外の水分補給をさせる時期と始め方

離乳食開始前までは、赤ちゃんに与える水分は母乳や粉ミルクだけでいいといわれています。

白湯や果汁を与えたほうがいいという意見もありますが、必ずしも必要ではありません。

母乳や粉ミルクは、赤ちゃんにとって重要な栄養源であると同時に、大部分は水なので食事と水分補給を兼ね備えています。

汗をたくさんかいた時などには、授乳時間になっていなくても赤ちゃんがほしがるだけ飲ませてあげましょう。

唇や肌が乾燥している時やミルクのあげ過ぎが心配される場合は、白湯などを与えてもいいでしょう。

離乳食開始後は、白湯やお茶といった飲み物も与え始めます。

ストローやコップを使って飲むことの練習にもなりますね。

離乳食が進んでくると、赤ちゃんは母乳や粉ミルクより、主に離乳食から栄養源を取る割合が多くなります。

母乳は赤ちゃんの精神を安定させるためのものとして、水分補給のための飲み物とは分けていくようにします。

離乳食開始後、水分の摂取量が減るために便秘になってしまう赤ちゃんが非常に多いです。

母乳や粉ミルクが減っていることが原因なので、赤ちゃんが便秘がちの場合、水分補給がきちんとされているか確認しましょう。

赤ちゃんの水分補給の練習にオススメの飲み物

では、母乳や粉ミルクの他に水分補給が必要な時は、赤ちゃん(乳児)には何を与えるのがいいでしょうか。

この場合は果汁ではなく、白湯や麦茶をおすすめします。

また薬局等で売られている、市販のベビー用イオン水もいいかもしれません。

母乳や粉ミルク以外の水分補給が初めてであれば、まずは白湯から与えてみましょう。

白湯は「さゆ」と読み、「おさゆ」とも呼ばれています。

白湯の作り方は簡単で、一度沸騰させたお湯を常温くらいまで冷ますだけです。

一度煮沸してから与えた方が、衛生的で赤ちゃんには安全だという配慮からこのような作り方になっています。

白湯や麦茶は生後2ヶ月頃から与えられますので、あまり心配せず安心して与えてみてください。

お風呂上がりやたくさん泣いた後など、喉が渇いていると思われる時に試しに与えてみるといいでしょう。

いざという時の練習にもなり、水分補給もできるので一石二鳥ですね。

赤ちゃんが水分補給を嫌がる時と上手な飲ませ方

赤ちゃんに水分を与えようと思っても、なかなか飲んでくれない時はどうしたらいいでしょうか。

赤ちゃんが水分を欲していなければ、特に無理をして飲ませる必要はまったくありません。

飲みたいタイミングでなかっただけかもしれません。

しばらく時間を置いたら、また飲みたくなるかもしれませんので、少ししたらもう一度与えてみましょう。

もしかしたら赤ちゃんの飲みたいものと、与えているものが違うのかもしれません。

湯冷ましをあげてみて飲まなければ麦茶に変えてみる、麦茶も飲まなければほうじ茶にしてみる、ほうじ茶もだめならイオン水をあげてみる、など種類を変えてみましょう。

赤ちゃんの好みを探りながら、いろいろ試してみてください。

お気に入りが見つかるまで、様々な種類の飲み物を用意しておくといいかもしれませんね。

ただ、母乳や粉ミルクを飲んでいれば、他の飲み物を飲んでいなくても、水分補給は十分されているので心配はありません。

水分補給を嫌がる赤ちゃんはあげるタイミングがズレているのかも!

ただひとつだけ気をつけておきたいのが、水分補給をするタイミングです。

もしも、お風呂上がりが授乳の時間でなかった場合、ミルクをたくさん飲んでしまっては授乳のサイクルが崩れてしまいます。

赤ちゃんの成長にとって、生活サイクルを整えるということは非常に重要です。

授乳のサイクルが崩れてしまうと、睡眠時間にも影響が出てズレが発生してしまいます。

昼夜が逆転してしまっている赤ちゃんは、もっと夜起きているようになりますし、リズムが整い始めた赤ちゃんも、また夜寝てくれない状態に戻ってしまう場合もあります。

それをなくすために、赤ちゃんのお風呂の時間を授乳前にするなど、工夫をするようにしてみましょう。

とはいえ赤ちゃんのご機嫌は気まぐれですから、お風呂の時間が長かったり、その前に遊んでいた時間が長いと、お風呂の後水分補給せずに寝てしまうこともあるでしょう。

お風呂上がりの水分補給は、必須ではありません。

その日の都合でお風呂の時間がずれてしまい、授乳時間まで時間があるにも関わらず喉が渇いているようならば、水分補給をして喉を潤してあげましょう。

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