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子供のストレスの表れとして起こるチック症について

   

子供のストレスの表れとして起こるチック症について

ストレス社会といっても過言ではない今の時代。

大人はもちろん、子供にだってさまざまなストレスがあるようです。

そしてストレスが原因で起こる「チック症」という病気があるのをご存知でしょうか?

子供や大人でも発症する可能性のある病気になります。

もし自分の子供にチック症の症状が表れたとき、親としてどう対応したらいいのか、それを少し考えていきましょう。

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子供のストレス?チック症とはどんな症状?

一度は聞いたことがあるかもしれないチックという言葉。

詳しくは知らないひとが多いと思うので、少し簡単にまとめてみました。

チック(チック症)とはどんな症状?

乳幼児期から学童期にかけて心や体の成長・発達の中で多くの子供に見られる一種の癖のようなものです。

この癖がいつでも起こるようになると、病院でチック症と診断されます。

子供に見られるチックは一過性や発達性チックがほとんどの場合が多く、成長とともになくなっていくこともあります。

チック症の原因

原因としては、身体因性と心因性が相互に関係しあって発症すると考えられています。

身体因性や心因性とは、脳の中にある原因や心の中の原因のことをさします。うつや心の病気の病名にも使われます。

子供の発症に関しては、母と子の関係性を指摘する説もありますが、最近では素質としての身体因を重視する傾向があるようです。

それと、目には見えない子供ながらのストレスも関係しているのではないかと考えられています。

チックの症状はどんなもの?

子供がかかるチック症の症状には大きく分けて二つの種類があります。

1.運動性チック症

同じ動作を早い動きで繰り返します。

よく見られる症状は、

  • 瞬き
  • 首を振る(上下や左右)
  • 顔をしかめる、目をぎゅっとつぶる
  • ものにすぐ触る、蹴る
  • 少しの音や声で飛び上がる

など、体や顔の動きに関わるものになります。

突発的におこなったり、不自然に繰り返すことが運動性チックの特徴です。

2.音声チック症

発声に関する症状で、繰り返すところは運動性チックと同じになります。

  • 発声(甲高い声、キーキー声)
  • 咳払い
  • 鼻をならす、すする

このほかにも、人前で使ってはいけないような汚い言葉を発したり、人が言ったことを何度も繰り返す反響言語というものがあります。

よく小さな子供にはみられることが多いので一概には言えませんが、不自然さを感じた場合にはチックの疑いがあると思います。

ストレスからくるチック症、子供には一過性と慢性がある

チック症は、チックとみられる症状が1年以上起こっているか、またはそれ以下かで一過性と慢性に分けられます。

一過性チックというのは、チックの持続が1年未満であるのと、運動チックだけや音声チックだけ、またはその両方ある場合になります。

6歳から7歳ころによくみられることが多く、症状が出てもいつの間にか消えていたというのが一般的です。

慢性チックは、運動性チック音声チック、そしてトゥーレット症候群の3つに分けられます。

症状が1年以上続いた場合に慢性と判断され、その両方の症状が多様にあらわれる場合はトゥーレット症候群になります。

たとえば、大人でも瞬きが目立つひとやしょっちゅう咳ばらいを繰り返すひとは慢性チックの疑いがあります。

ただ、別のなんらかの病気を患っているひともいますので、勝手に判断することは決してしないよう気をつけましょう。

ストレスをためてしまいチック症になりやすい子供のタイプ

子供の約2割に発症するとされるチック症は、3歳から4歳に始まり6歳7歳の学童期に多くみられます。

男女比としては、3対1で男子のほうが多く発症します。

チック症になりやすい子供のタイプとしては、対人関係がうまくできなかったり、不安やストレス、緊張を感じやすかったりします。

優しい性格やデリケートなタイプの子が多いという見解もあります。
ただチック症は、先天性のものか後天性のものかはまだはっきり解明されていないのも事実です。

発症する経緯にもいろいろあり、たとえば結膜炎から生じる目のかゆみによって瞬きをしていたのが癖になってしまったケースや、テレビやゲームによる目の疲れが原因となるケースもあります。

またトゥーレット症候群の場合、発症した子供の多くは音感やリズム感が優れていたり、運動神経がよかったりします。

ですので、チック症だからといって、マイナスにとらえず受け入れ向き合うことも大切だと思います。

もしチックかなと思ったら焦らず見守りましょう

チック症というのは、何度も繰り返したようにいずれなくなることがほとんどになります。

重くとらえすぎず、誰もが通る通過点だと考えるといいと思います。

それと、チックが悪化する原因のひとつとしては、周りの対応や反応により本人が過度に気にしたり、緊張してしまうということがあげられます。

あくまで原因は心理面ではなく神経系の病気なのですが、本人が感じる精神的ストレスも大きく関係します。

小さいうちはあまり気にしなくてもいいと思うのですが、小学校などの集団生活を送るようになると気にしだす子供が増えます。

症状が出てしまうことへの不安や苛立ちがストレスに繋がったり、友達から指摘されたりすると余計に神経質になってしまい症状が悪化する場合があります。

チックの症状は、本人がわざとしていることではないので、必要なことは周りの理解になります。

親はもちろん、必要であれば学校の先生に伝えておくなどして、できるだけ対応してあげましょう。

ストレスというのは完璧に取り除くことはできませんが、ある程度減らしていくことは可能だと思います。

なので、多感な子供の時期にはチック症とうまく付き合えるよう、知識だけでも頭に入れておいても損はありません。

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