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赤ちゃんの肥満は病気?対処法と生活で気をつけたいポイント

   

赤ちゃんの肥満は病気?対処法と生活で気をつけたいポイント

赤ちゃんが母乳やミルクを飲んで大きくスクスクと成長していくのは親にとって喜ばしいことです。

しかし、標準を超えて肥満体型になってくると、太り過ぎではないかと心配になります。

また、病気ではないのかと気になることもあるでしょう。

今回は、赤ちゃんの肥満から考えられる病気や、対処法、生活上の注意点についてご紹介しましょう。

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赤ちゃんが肥満気味…考えられる病気とは

赤ちゃんがぽっちゃりとして肥満気味だと、どんな病気が考えられるでしょうか?

まず挙げられるのが「小児肥満」です。

しかし、1歳未満の場合は、標準体重をオーバーしていてもメタボリックシンドロームとは言いません。

小児肥満は、2〜3歳以上の子供が太り過ぎている状態のことで、乳児である赤ちゃんは含まれないのです。

だいたいは、1歳を過ぎた頃から体重は成長曲線内に落ち着いてきます。

他に考えられるのは、頭がとても大きくなる「水頭症」です。

脳の中の「脳室」という所に、大量の髄液が溜まり、膨らんだ状態のことです。

赤ちゃんの頭囲が標準以上に大きく、嘔吐や目の異常が見られる場合は早めに病院を受診してください。

CTなどで精密検査をする必要があるので、総合病院や大学病院などの大きい病院に行ったほうがいいでしょう。

赤ちゃんの頭が大きすぎるのではないかと思ったら、まずはかかりつけの小児科で相談してみるのをおすすめします。

赤ちゃんの太り過ぎは病気の原因にも…肥満度の計算法

赤ちゃんが順調に発育していると、親としては「きちんと栄養が摂れている証拠」と安心しますね。

しかし、成長曲線を大きく外れている場合は、肥満ではないかと心配にもなります。

幼少期の肥満は、将来太りやすくなったり、メタボリックシンドロームなどの病気にかかりやすくなったりするので、気をつけたいものです。

赤ちゃんの肥満度を測る方法にカウプ指数があります。

カウプ指数とは、生後3ヵ月〜5歳未満までの乳幼児の体型を表す指数で、身長と体重から計算して導き出します。

計算式は次のようになります。

体重[g]÷(身長[cm]×身長[cm])×10

この式に体重と身長を当てはめて算出した結果が「20」以上であれば、1歳未満の場合は「肥満」とされます。

身長と体重を入力するだけで自動計算してくれるサイトもあるので、活用してみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんの肥満は心配無用?病気との関連は幼児から

赤ちゃんの肥満は治療しなくていい

これまで、乳児期の肥満は、脂肪細胞が増加し、成人した時に太りやすくなるという意見が長い間信じられてきました。

しかし、ある研究によると、乳児期の体形と、その後の学童期から成人期の体形にはあまり関係性はないという見方も出ています。

これは、マウスを使った実験においても証明されています。

実際、赤ちゃんの頃にどんどん体重が増えて、1歳までに10kg以上になるケースもありますが、ほとんどが歩けるようになると痩せてきます。

このことから、1歳までの乳児期の肥満に対する治療は必要ないという医師もいます。

幼児からは肥満治療が必要

乳児期の肥満に対し、3歳頃の幼児の肥満は放置しておくのは危険です。

小学校に入学する時点で肥満度が30%以上であれば、その後も肥満傾向が続き、メタボリックシンドロームなど病気につながる恐れもあり注意が必要です。

標準体重を大きく上回っている状態が続いている場合は、かかりつけの小児科で相談してみるといいでしょう。

ミルクや母乳の飲み過ぎで赤ちゃんが肥満?授乳の目安とは

授乳期の赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んでどんどん大きくなっていきます。

日に日に体重が増加していくので、順調に育っていると思う反面「肥満になってしまうのでは?」と心配する人もいます。

しかし、歩き出して動きが活発になってくると、ほとんどの場合、自然に痩せてきます。

これから、母乳、ミルクと母乳の混合、ミルクのみの3つのパターン別に、授乳のポイントをご紹介しましょう。

母乳の場合

病院では「赤ちゃんが欲しがるだけ与えてください」と指導されることが多いと思います。

この時期は、母乳を飲んで大きく成長するものなので、赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませてあげてください。

混合栄養の場合

ミルクと母乳の混合で育てている場合は、突然体重が増える赤ちゃんもいます。

そんな時は、1日当たりどれぐらい体重が増えているのか、1週間ほど記録し、平均値を出してみましょう。

20〜50g程度の増加なら、心配いりませんが、それ以上の時は、健診の時に保健師さんや看護師さんに相談するのをおすすめします。

ミルクの場合

ミルクを与えすぎている訳でもないのに、体重が増えすぎる場合は、体質的な問題かもしれません。

もしも、ミルクを平均量よりも多めにあげている場合は、少し量を減らしてみましょう。

どれぐらいあげればいいのか分からない時も、保健師さんや看護師さんに聞いてみるといいですね。

赤ちゃんが肥満気味…将来の病気を予防する生活の注意点

授乳期の赤ちゃんがぽっちゃりとしているのは、順調な発育の証拠です。

特に4ヶ月〜8ヵ月頃は太りやすい時期ですが、ハイハイからあんよと段々動きが活発になるにつれて、普通の体型になる場合がほとんどなので、あまり心配はいりません。

乳児肥満だと過度に気にせず、体重を確認しながら成長を見守ることも大切です。

ただ、赤ちゃんが太り過ぎている場合は、普段の生活を見直してみましょう。

まず、赤ちゃんが泣いた時、すぐに母乳を飲ませようとしていませんか?

赤ちゃんが泣く理由は様々です。空腹だけでなく、眠い、暑い、寒いなどいろいろな欲求を訴えているのです。

おっぱいを飲めば落ち着くケースは確かに多いのですが、飲み過ぎるのが心配です。

特に、寝ぐずりを授乳でおさめようとするのは、歯にもよくありません。

泣く理由に合わせた対応を心がけると、飲み過ぎを防ぐこともできるでしょう。

また、赤ちゃんの太り過ぎは、母乳やミルクの飲み過ぎだけでなく、運動不足も考えられます。

外に連れ出したり、家の中でもスペースを確保して、ハイハイやあんよをさせてあげたりしていますか?

他にも、果汁やジュース、お菓子を与えすぎていないか見直すことも大切です。

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