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子供に遺伝する親の特徴とは〜遺伝するもの・しないもの〜

      2017/11/01

子供に遺伝する親の特徴とは〜遺伝するもの・しないもの〜

顔や体型、性格などが「親に似ている」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

やはり子供は親から生まれてきたのだからどこか似てくるのは当然でしょう。

しかし、全てにおいて遺伝が関係しているのでしょうか。
実は関係するものとしないものがあるのです。

ここでは、親から子供に遺伝するもの、しないものを紹介していきます。

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子供のまぶたは親からの遺伝パターンで決まってくる

遺伝というとまぶたを思いつく人は多いのではないでしょうか。

実際、まぶたは親から遺伝する確率が高いそうです。と言っても、子供のまぶたが一重になるか二重になるかは確実にはわからないようです。

遺伝学の基礎を築いたと言われる生物学者 グレゴール・ヨハン・メンデルによると、遺伝には「優性」と「劣性」があるそうです。

「優性」の方は親の性質が現れやすく、「劣性」の方は現れにくく、どちらの遺伝子もある場合は優性の方が優先されるそうです。

これをまぶたに当てはめてみると、二重まぶたは「優性」、一重まぶたは「劣性」になります。

とはいえ、両親のどちらも二重だからと言って必ずしも二重になるとは限らないのです。

それは、遺伝には次の3つの遺伝パターンがあるからです。

●二重の遺伝子を2つ持つ「AA」
●二重と一重の遺伝子を1つずつ持つ「Aa」
●一重の遺伝子を持つ「aa」

このパターンから考えると、たとえ両親が二重であっても遺伝パターンがどちらも「Aa」であった場合には、子供は「aa」となり一重になる可能性もあるのです。

子供の身長は親からの遺伝を受けるのか?

身長も遺伝が影響するとも言われます。でも、それは本当なのでしょうか。

ある最新の研究結果によると遺伝の影響は”80%”あるそうです。これは、マサチューセッツ工科大学とハーバード大学が約25万人の遺伝子データを集めた研究により分かったものです。

100%ではないにしろ、身長に遺伝がかなり影響しているということです。

では、父親と母親のどちらから身長の影響を受けることが多いのでしょうか。顔が似ている方に身長も似るとも言われますが、本当にそうなのでしょうか。

これは、実は男性でも女性でも母親からの遺伝の影響を受けやすいそうです。顔が似ていることと身長は特に関係ないということ。

というのも、顔のつくりを決める遺伝子と身長を決める遺伝子が異なるからです。背の低い母親に顔が似ているからと言って、自分も背が低くなるわけではないのです。

親のワキガ体質は子供に遺伝するのか?

臭いが気になる「ワキガ」。このワキガは「優性遺伝」だと言われています。

優性遺伝とは先ほど説明したように、「A」という遺伝子と「a」という遺伝子をかけ合わせ「Aa」という遺伝子になった場合は「A」の特性が引き継がれるということです。

このことをワキガで説明しましょう。

親のどちらかがワキガ体質の遺伝子「AA」を持っており、もう片方がワキガではない体質の遺伝子「aa」も持っていたとしましょう。

子供は親の遺伝子を半分ずつ受け継ぐため、その子供は「Aa」という遺伝子を持つことになります。

この場合、「A(ワキガ体質)」の特性が優性なため、子供にもワキガが受け継がれていくことになります。

また、ワキガにはアポクリン線の数が関係していると言われており、この数も遺伝子に関係しています。アポクリン線の数が多くなる方がワキガ体質になり、こちらの遺伝子が優性遺伝子となります。

これを上記の優性遺伝の考え方に当てはめると、両親がワキガだった場合、子供には75%〜93%の確率で遺伝するということになります。

また、片方の親がワキガだった場合には、子供には50%〜75%の確率で遺伝すると考えていいでしょう。

子供の性格は両親の遺伝の影響を受けるのか?

子供には体のことだけでなく、性格も親から遺伝するものなのでしょうか。

遺伝だけではなく、成長していく中でいろんな環境からの影響も受けているようにも感じられます。

実際には、様々な研究や調査結果から遺伝と環境の両方の影響を受けることが認められています。

特に知能については遺伝の影響があるようです。

一方、学業の成績は親のしつけや親との関係、信頼度、また家の部屋のような勉強する環境から大きく影響を受けるようです。学校の環境も多大に影響するでしょう。

また、考え方や宗教心も環境に影響されるようです。これらは生まれたあとに育まれるものなので、当然といえば当然かもしれませんが。

このようなことから、性格は遺伝の影響を受けるものがあるものの、育っていく環境の中でも形成されていくものだということがわかるでしょう。

親から子供に遺伝しそうでしないもの

一方、遺伝しそうなものでも遺伝とは関係ないものもあります。
ここでは、そのいくつかを紹介しましょう。

利き手は遺伝と関係がない

一見、親が左利きで子供もそうだった場合、遺伝が関係しているように思ってしまいます。

しかし、利き手は遺伝とは全く関係ないそうです。単に子供が成長していく過程で、親を真似ることによってなるもののようです。

球技が得意かどうか

スポーツ全般においても、親の遺伝が関係しているように思えますが、実際は違います。

陸上競技など足の速さが影響するスポーツでは遺伝が関係するかもしれませんが、球技は全く関係ありません。

筋力や体格をのぞいて、サッカーなどセンスが要求されるスポーツにおいてはその後の経験が重要なのです。

記憶力の高さは遺伝とは関係がない

親が記憶力がよければ、子供も記憶力がいいように思えます。

しかし、これも遺伝とは関係なく、覚えようとするモチベーションが影響しているようです。

子供が小さいうちから覚えることの楽しさを学んでいくと、将来的に記憶力が高くなって可能性が高まります。

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