赤ちゃん嘔吐物が茶色い時の体調不良の原因と対処法

• 機嫌が悪い
• ぐったりしている
• 嘔吐が頻回
• 下痢も併発
• 嘔吐物が茶色や緑色が混ざる
• 顔色が悪い
• 発熱

などが挙げられます。

赤ちゃんの嘔吐物が茶色になる原因は？

では、次に赤ちゃんの茶色い嘔吐をした時に考えられる原因を見ていきましょう。

胃腸内の病気

赤ちゃんの胃腸内に何らかの問題が生じて嘔吐が茶色くなっている可能性があります。

この場合、赤ちゃんの様子に嘔吐以外の様々な症状が現れているはずです。

上記「赤ちゃんの嘔吐で注意が必要なケース」でお伝えしたよう状態が赤ちゃんに現れている場合は、すぐに病院を受診しましょう。

赤ちゃんの様態が急変し、意識が確認できない時には「119」で救急車を要請しましょう。

また、判断に迷った時には、小児救急電話相談の「＃8000」に電話しましょう。

ママの出血

授乳する際にママの乳首が切れることで、母乳と一緒にママの血液も赤ちゃんが飲んでしまうことがあります。

そのため、吐き戻しをした時にその血液が母乳の中に混じり茶色く見えることがあります。

赤ちゃんに影響はありませんが、授乳時にママに痛みが生じる場合があるので、かかりつけの産婦人科に相談し、授乳中でも問題のない軟膏などを処方してもらいましょう。

赤ちゃんの出血

ごくまれに赤ちゃんが口腔内を損傷し、出血してしまうことがあります。口の中の出血が吐き戻しの母乳などに混ざり茶色く見える原因に。

口の中の傷は治りやすいのでそのままにしておいても問題はありませんが、赤ちゃんの機嫌が悪い時には小児科医に相談してみましょう。

飲料の色

赤ちゃんに麦茶など、色のついている飲み物を飲ませた際に吐き戻した嘔吐が茶色くなっていることがあります。

赤ちゃんの体調不良！嘔吐が茶色い時は？

赤ちゃんの様子を見ていると、赤ちゃんの嘔吐が注意すべき症状なのかそうでないのかが、わかる場合も多々あります。

上記でご紹介したように、赤ちゃんが茶色い嘔吐をした時に病気の影響が考えられる場合は、嘔吐以外にも様々な症状が出ているはずです。

赤ちゃんの様子は急激に変化することがあるので、気になる嘔吐があった場合は早めに処置したり、経過観察をしっかり行うことが大切です。

茶色い嘔吐に合わせて以下のような状態であった場合は、早めに病院を受診するようにしましょう！

何度も嘔吐し、すべて茶色や緑の嘔吐である

吐き戻しの場合、頻回に嘔吐することは少ないと言えます。

また、ママや赤ちゃんの出血が混ざっている場合、何度も嘔吐物に茶色が混ざることは考えにくいでしょう。

38度以上の発熱

赤ちゃんの体温はもともと高いため37度前後の熱は特に心配はありません。

嘔吐とともに38度を超えた時には注意が必要です。

機嫌が悪い

離すことのできない赤ちゃんは体の不調を泣くことで表します。

いくらあやしても泣き止まない、機嫌が悪い、なかなか寝ないなどがあれば注意しましょう。

茶色以外の赤ちゃんの嘔吐

赤ちゃんの嘔吐は、茶色や緑などの色の変化だけではなかなかわからない場合もあります。

赤ちゃんの嘔吐の原因がわからない場合は、自己判断せずに早めに病院を受診するようにしましょう。

赤ちゃんの嘔吐で考えられる病気

・胃腸炎

胃腸内の炎症によるダメージで嘔吐してしまうことがあります。

ウイルスによる影響が大きく、発熱や下痢などの症状も併発することが考えられます。

・髄膜炎

風邪の症状と似ており、発熱・嘔吐・頭痛などから症状が現れるようになります。

髄膜炎とは、ウイルスなどの影響で髄膜に炎症を起こしている状態です。乳幼児の場合は特に影響が大きく、後遺症が残る可能性が高いため早めに病院を受診しましょう。

病気以外の注意が必要な原因

・ケガによる嘔吐

ベッドから転落したり何かに強く頭を打ち付けてしまった時に、脳出血などを引き起こすことがあります。

また、強く揺さぶられたりすることでも脳に影響を与えるので、すぐに病院を受診しましょう。

赤ちゃんの嘔吐物に茶色い血!!?こんな時どうする？

赤ちゃんの嘔吐が茶色でも吐き戻しであれば、様子を見て問題ないでしょう。

特にミルクや母乳を飲んだ後にいつも嘔吐してしまう場合は、赤ちゃんが授乳後にげっぷが正常にできていない可能性があります。

授乳後にげっぷをしっかり出していれば、吐き戻しは緩和することがあります。

赤ちゃんの成長とともに胃の形成がすすむので、吐き戻しであれば生後半年くらいには落ち着いてくるでしょう。

赤ちゃんの様子がおかしい、嘔吐が頻回、など気になる場合は、すぐにかかりつけの小児科に電話して相談するか、すぐに受診するか早期に対処しましょう。

また、夜間やどう対処していいかわからない時には、小児救急電話相談を利用しましょう。

24時間対応しており、携帯からでもかけることができます。

赤ちゃんの様子や変化を正しく伝えられるように、落ち着いて行動しましょう。

「小児救急電話相談」　＃8000