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赤ちゃんの目が黄色い原因〜新生児黄疸や母乳との関係とは〜

   

赤ちゃんの目が黄色い原因〜新生児黄疸や母乳との関係とは〜

ちょっと顔色が黄色っぽい、白目が黄色っぽいと思ったら新生児黄疸かもしれません。

新生児によくある症状ですが、1か月健診の時には良くなっている場合がほとんどです。

しかし、症状が強く長引く場合もあります。

自分で体調を伝えることができない赤ちゃんなので、ママや周りの大人が注意深く見守ってあげましょう。

今回は、新生児黄疸について詳しく紹介します。

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赤ちゃんの白目が黄色い…新生児黄疸の可能性大

肌や白目が黄色っぽく見える新生児黄疸は、ほとんどの赤ちゃんに見られる症状です。

赤ちゃんがママのお腹にいる時は、胎盤を通して酸素を体内に取り入れています。

これは肺呼吸よりも効率が悪いため、赤ちゃんは赤血球を増やして酸素が十分体内に行き渡るように頑張っています。

母体内ではこうやって必要な酸素を確保していた赤ちゃんですが、産まれてくると自分の肺で呼吸をします。

肺呼吸になると、多すぎる赤血球は分解されるのですが、その時にビリルビンという黄色い色素が作られます。

この色素が原因で肌や白目が黄色く見えるのです。

つくられたビリルビンは、肝臓を通って最後は尿などと一緒に体外に排出されます。

しかし生まれたばかりの赤ちゃんの肝臓はまだ未熟です。

うまく処理することができず、体内にビリルビンが蓄積されると、高ビリルビン血症という状態になります。

赤ちゃんの体重によって治療する方がいいビリルビン値は違います。

低体重で生まれた赤ちゃんの方が、より未熟な内臓機能だと考えられるため、低出生体重児の赤ちゃんほどビリルビン値が高い傾向があります。

赤ちゃんの白目が黄色い時には毎日の観察が大切!

赤ちゃんの白目が黄色い、と感じたら新生児黄疸かもしれません。

とはいえ、新生児の約8割に見られる症状なので、心配する必要はありません。

体が成長して肝臓が正常に機能するようになると、自然と回復していきます。

しかし、ビリルビンが異常に増えて重症化すると、核黄疸を引き起こして脳細胞に障害が及ぶ危険性があります。

ビリルビン値が落ちついたり、黄色さが落ちつくまで毎日注意深く観察しましょう。

核黄疸の原因は、特に病気が原因ではない生理的黄疸の増強、溶血症・多血症、新生児肝炎、胆道系の病気などが挙げられます。

筋緊張の低下したり、吸啜反射(きゅうてつはんしゃ・唇に触れたものを吸う反応)が弱くなったりするのが症状です。

また、その後は発熱やけいれんが起こることもあり、症状が進んで行くと、瞳孔の一部が下まぶたに隠れる落陽現象が現れることもあります。

ひどい場合には難聴や脳性麻痺などの後遺症が残る場合があります。

話しかけても反応が薄い、おっぱいを吸う力が弱くなった気がするなど、気になる症状があればすぐに病院で診てもらいましょう。

生理的黄疸の場合には、2週間程度で消失することが多いですが、母乳の場合には、生後1ヶ月を超えても黄疸が残る遷延性黄疸の可能性もあります。

赤ちゃんの白目が黄色い、新生児黄疸はいつまで続く

新生児黄疸の原因はビリルビンです。

ビリルビンが黄色い色素を持っているため、肌や白目が黄色く見えます。

通常なら1〜2週間で治まって、3〜4週間も経てばなくなります。

生理的黄疸の場合は、特別な治療をしなくても自然と消えていきます。

1か月健診の時にもまだビリルビンが残っている場合は、何かの病気や異常がある可能性があります。

母乳を飲んでいる赤ちゃんは、生後3週間たっても黄疸が残っている場合があります。

肝臓で処理されて体外に出ていくビリルビンですが、母乳がその処理を邪魔して黄疸が長引くことがあります。

生理的黄疸よりも母乳性黄疸の方が長引きますが、自然と治るので心配しなくても大丈夫です。

そうはいっても大切な赤ちゃんです。どうしても心配な場合は、医師に相談しましょう。

黄疸が長引いたり、白いうんちが出る場合は、再度ビリルビン値を測って治療してもらうこともできます。

黄疸の種類は3つもある

赤ちゃんの目が黄色いと心配していたら新生児黄疸だったというケースが多いです。

黄疸は3つに分類できます。

新生児黄疸

新生児の約8割が発症します。

生まれたての赤ちゃんの肝臓は未熟なため、体内で作られたビリルビンの黄色色素を分解できずに発症します。

体の動きが活発になると自然と治ります。

1週間前後で治まる場合が多いですが、黄疸がきつい場合は光線治療をして黄疸を下げることもできます。

母乳性黄疸(遷延性黄疸)

母乳に含まれる成分が、肝臓の働きを抑えてしまう場合があります。

肝臓でうまく処理できないと黄疸が出てしまいますが、特別な治療は必要ありません。

数週間から2ヶ月程度続く場合もあります。

気になる時は、母乳を減らしてミルクを増やすといいですね。

肝細胞障害による黄疸

生後ひと月たっても黄疸が治らない場合に考えられます。

母乳性黄疸が2ヶ月程度続いている可能性もありますが、肝機能障害の場合、最悪脳出血を起こす可能性があります。

肝細胞障害による黄疸は、適切な処置が必要です。

1か月健診の時に不安があれば、医師に相談しましょう。

赤ちゃんの目が黄色い、黄疸をチェックするポイントは

黄疸が出ているとママは気になりますよね。

光線療法を受けたり、治療は必要ないけれどややビリルビン値が高めと言われた場合、どんなことに注意すればいいでしょうか。

病院に行けば黄疸計で数値を測ることができますが、家にはありません。

まずは赤ちゃんの白目をよく見ましょう。

白めの黄色さがだんだんと薄くなっていくようなら問題ありませんが、もし濃くなっていくようなら、早めに病院に行きましょう。

色白のママのおっぱいを吸っている赤ちゃんの顔色が黄色っぽいと気になりますよね。

そんな時も顔色よりは白目を見てください。白めの黄色が薄くなっているようなら大丈夫です。顔色からも徐々に黄色っぽさが消えていきます。

退院当時は目やにが黄色かったのにだんだん透明になってきたら、それも改善の兆しです。

それでも気になる場合は1か月健診を待たずに病院に電話をして相談しましょう。

場合によっては採血や黄疸計でチェックして、適切なアドバイスや処置をしてもらえますよ。

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