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妊娠検査薬で陽性反応!?線が薄い場合の判断の仕方

   

妊娠検査薬で陽性反応!?線が薄い場合の判断の仕方

生理予定日が過ぎても生理が来なかったり、基礎体温に変化があれば、「妊娠したかもしれない」と思って、病院に行く前に妊娠検査薬で調べてみる人は多いと思います。

しかし、妊娠検査薬は自分で確認するので、反応が薄い場合は判断に迷いますよね。

今回は、妊娠検査薬を使った時に薄い線が出る理由や、妊娠検査薬の仕組みなどについてご紹介していきます。

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妊娠検査薬の妊娠判定の仕組みについて

妊娠が成立すると、妊娠状態を保つ働きをするホルモンであるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の分泌が増えて、尿の中にも含まれるようになります。

妊娠検査薬は、尿の中に含まれているhCGの量を測り、それが一定量以上の場合、陽性反応が出ます。

hCGは、着床してから少しずつ分泌され始め、生理予定日の1週間後くらいになると急増します。

着床してからあまり日が経っていない時は、hCGがまだ分泌されていなかったり、分泌量が少なかったりするので、妊娠していても陰性になることがあります。

そのため、市販の妊娠検査薬には生理予定日の1週間後からの使用を勧めているものが多いのです。

妊娠の初期症状としてあげられるのは、着床出血です。

これは、受精卵が子宮内膜に着床する時に起こるもので、生理の時よりも出血の量はわずかです。

生理予定日の3、4日前から当日頃に起こるので、生理がいつもより早く来たと思って過ごしてしまう人もいます。

いつもの生理と違う出血だと気づいた時は、1週間ほど待ってから妊娠検査薬で調べてみたり、産婦人科を受診してみるのをおすすめします。

妊娠検査薬を使ったら反応が薄い…その原因とは

妊娠したかもしれないと思って妊娠検査薬を使ったら、薄い線が出て、陽性反応なのか判断に困る人は少なくありません。

薄い線が出るのには、いくつかの原因が考えられます。

まずは、妊娠検査薬を使うタイミングが早すぎた「フライング」のケースがあげられます。

妊娠検査薬は、いわゆる妊娠ホルモンであるhCGに反応して妊娠を判定する試薬です。

hCGは着床から徐々に分泌が始まり、生理予定日から1週間後あたりで急増します。

このことから、市販の妊娠検査薬の多くは生理予定日の1週間後の使用を勧めているのです。

ですから、生理予定日の前や1週間経っていない早期の段階で検査をしても正確な判定が出ずに、線が薄くなる可能性があります。

それとは逆に、検査の時期が遅すぎても線が薄く出るケースが見られます。

hCGは、生理予定日1週間後に急増した後も妊娠の10週目あたりまで増え続けます。

妊娠検査薬は、生理予定日から1週間経過した頃の使用を想定して作られているので、大幅に遅れて検査した場合も反応が薄くなることがあります。

他にも考えられる妊娠検査薬の線が薄い原因は、尿の濃度が薄いことです。

妊娠検査薬は、尿の中に含まれているhCGに反応して妊娠の判定をしますが、水をたくさん飲んだ後などは、尿中のhCGの濃度が薄まり、正しく判定ができず薄い線が出る可能性があります。

これを防ぐには、朝起きてすぐに妊娠判定薬を使うのがおすすめです。

上記の原因が当てはまらないけれど、薄い線が出てくる場合は、産婦人科で相談してみると良いでしょう。

妊娠検査薬の陽性反応。薄い線の種類

妊娠検査薬の反応には様々なものがあり、薄い線が出ることもよくあることです。

この薄い線も色々な出方をしますが、その原因も様々です。

まずあげられるのが、色がついた薄い線が出てくるケースです。

妊娠検査薬の説明書には、陽性反応の場合、何色の線が出てくるのか書かれてあります。

そこに書かれている通りの色であれば、少し薄かったとしても陽性である確率が高いと考えられます。

生理予定日の1週間後は、妊娠状態を保つホルモンであるhCGの分泌量がおよそ50mIU/mlに達し、通常の妊娠検査薬で陽性反応を得られる時期となります。

しかし、それよりも早い時期に妊娠検査薬を使うと、ホルモンの分泌量が十分でないため、正確な判定ができずに薄い線が出ることがあります。

注意が必要なのは、出てきた線の色が説明書と違っていたり、よく目を凝らしたら見える程度のうっすらとした線などであった時です。

このような場合は、陽性反応ではなく、これから紹介する蒸発線の可能性があります。

それでは、「蒸発線」とはどのようなものでしょうか?

妊娠検査薬を使ってみると、判定時間の中では何も反応がなかったけれど、判定時間が過ぎてからグレーがかった線が現れることがあります。

これが「蒸発線」です。

蒸発線は、妊娠検査薬にしみこんだ尿が蒸発する時に、その成分が線上に残ったり、濃縮された尿の成分がホルモンと間違って検知されたものです。

この線には特徴があり、輪郭がはっきりせずぼやけているため見えづらく、何色か判別もできないほど薄い点があげられます。

蒸発線は、メーカーによって出やすさが異なります。

他にも、薄い線が出てきたものの、時間が経つと消えてしまったというケースもあります。

これは、妊娠検査薬に尿が浸透していく過程で、試薬がある部分が少しの間だけ薄い線状になって現れたように見えるため起こります。

この線は陽性反応ではなく、ほとんどの場合は判定時間内で見えなくなります。

そして、判定時間が過ぎてしばらく経った頃に薄い線が出てくることもあります。

妊娠間もない頃は、hCGも分泌が始まったばかりであったり、量が少なかったりするので、妊娠の超初期の段階で妊娠検査薬を使うと、判定時間内に反応が出ず数分後に薄い線が出てくる場合があります。

しかし、決まった時間の中で反応がなければ、hCGの分泌量が十分でなかった可能性があり、陰性だと判断したほうが良いでしょう。

いずれにしても、自分だけで妊娠を判断するのは危険ですので、検査薬を使った後、気になる症状があれば産婦人科に行ってみてください。

妊娠検査薬の反応で線が薄いのは子宮外妊娠だからではない!

妊娠検査薬を使って、薄い線が出るとどう判断していいのか迷いますよね。

線が薄くなる原因として、まず考えられるのが女性ホルモンの分泌量が少ないということです。

妊娠検査薬は、尿中に含まれている妊娠ホルモンとも呼ばれるhCGが一定量以上だった場合、陽性反応が出ることになっています。

市販の妊娠検査薬は、尿を検査する部分にかけて、決められた時間が経ってから判定窓を見て線が出ているか判断しますが、この線が薄いのであれば、hCGの分泌量が少ないと考えられます。

それでは、子宮外妊娠でも女性ホルモンの分泌は少なくなるのでしょうか?

子宮外妊娠とは言え、着床が続いており順調に受精卵が育っている時は、妊娠していると体は認識するので、通常の妊娠とホルモンの分泌は同じでむしろ分泌量は増加します。

ですから、検査薬で調べただけでは、子宮外妊娠を判別することはできないのです。

子宮外妊娠でもホルモンの分泌が少ない場合も確かにあるのですが、それは子宮外妊娠だからというよりは、体質や遺伝的な要素によって赤ちゃんが育たなかった可能性も無視できません。

流産していた場合は、着床の場所を問わず、検査薬での反応がずっと薄かったという事例がよく見られます。

赤ちゃんの成長が順調でなかった時は、ホルモンの分泌が少なくなるからだと考えられます。

しかし、濃い線がはっきり出ていたのに流産したケースもあるので、妊娠検査薬だけで判断しようとせず、産婦人科を受診することをおすすめします。

妊娠検査薬で調べたら陽性反応!病院はすぐ行くべき?

妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、病院へすぐに行った方が良いのでしょうか?

妊娠検査薬では、通常の妊娠以外でも陽性反応が出ることがあります。

着床してから分泌が始まるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)は、子宮外妊娠や胞状奇胎(ほうじょうきたい)のような「異常妊娠」であっても同じように分泌されるので、検査薬で陽性になる場合があるのです。

異常妊娠にはいくつか種類があり、主なものとしてまずあげられるのが、「流産」です。

これは、妊娠して22週目未満で胎児が死んでしまうことを指します。

流産しても、胎盤などが残っていれば、妊娠検査薬で陽性反応が出ることもあります。

また、異常妊娠のひとつとしてあげられるのが「子宮外妊娠」です。

受精卵の着床する場所は、本来は子宮内膜ですが、子宮外妊娠の場合は、子宮以外の場所に着床します。

これは別名「異所性妊娠」と呼ばれ、あるべき場所での着床ではないので、そこで流産や組織が破裂して出血し、激しい下腹部痛に襲われるリスクがあります。

他にも、「胞状奇胎」も異常妊娠に位置付けられます。

これは、胎盤を形成する絨毛(じゅうもう)組織の一部が膨れ上がることです。

胎児が育つためには、この絨毛組織を子宮から取り除く必要がありますが、その後状態が悪化する恐れがあり、経過観察が重要です。

ここまで見てきた通り、異常妊娠は速やかな処置をする必要があり、通常の妊娠であってもその後順調にお腹の赤ちゃんが育つために気を付けることがたくさんあります。

いずれにしても、妊娠検査薬で陽性反応が出た時は、できるだけ早く産婦人科を受診するようにしてください。

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