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未熟児の体重の増え方の目安や成長する上で大切なポイント

   

未熟児の体重の増え方の目安や成長する上で大切なポイント

昔は未熟児と言われていたいましたが、今は低出生体重児と呼ばれています。

赤ちゃんが予定週数より早く出てきて身体も小さいと、この先の体重の増え方や、身長の伸び、能力的な面など成長の仕方に不安を持ってしまう両親も少なくないでしょう。

けれど、必ず同じ年齢の子のように成長する時がくるので、赤ちゃんの成長を信じ見守っていきましょう。

今回は未熟児の赤ちゃんの体重の増え方などの発達の仕方について説明します。

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未熟児から低体重出生児へ呼び名変更!出生体重別分類の名称

未熟児と用語はもう使用していない

未熟児という言葉は、医療用語としては、ほとんど使われていません。ただ、医師から両親へ説明する場合に分かるように話の中で単語が出てくることもあります。

未熟児というのは、2500g以下の体重で、予定週数より早く、身体機能が未熟なままで産まれた状態の赤ちゃんことを指していたので、そう呼ばれた時期がありました。

しかし、実際に2500g以下と小さく産まれてきても、身体機能に問題がなかったりすることが多かったために名称が変わりました。

赤ちゃんの出生体重による分類

未熟児から呼び方が変わったと説明してきましたが、どのように変わったのかご説明していきます。

出生体重が2500g未満の児を「低出生体重児」というくくりにし、そこからさらに体重で分けて、出生体重が1000g未満の場合は「超低出生体重児」、出生体重が1500g未満の赤ちゃんは「極低出生体重児」と呼ばれています。

未熟児の体重の増え方が気になるときこそ母乳の力が大事

未熟児で産まれた赤ちゃんをもつお母さん方は、赤ちゃんの体重の増え方に敏感になり、増えていないと心配になってしまいますよね。

しかし、必ず赤ちゃんは大きくなります。

少しずつですが、確実に変化は見られるはずです。最初はツライかもしれませんが、赤ちゃんの為にお母さんができるのは、母乳を中心に考えてほしいことです。

小さく産まれてきた赤ちゃんは消化器が未熟なこともあって、たくさんは母乳は飲めないですし、寝ている時間が長く回数も多くあげることは出来ないでしょう。次第にお母さんのモチベーションが下がるかもしれません。

しかし、母乳には、赤ちゃんにとって良い栄養素や免疫がたくさん含まれているので、大切なのです。母乳育児が軌道に乗るまでは相当時間がかかると思いますが、続けてみてください。

母乳で悩んだら、助産師や看護師などスタッフに相談したり、赤ちゃんが飲めなくても、母乳の分泌をよくするのに必ず時間を決めて搾乳するようにしましょう。

未熟児の体重の増え方などのチェックは修正月齢を参考に!

未熟児で産まれた赤ちゃんは、生産期で産まれた赤ちゃんの様に月齢にあった発達をするまでには、時間がかかります。同じように成長していなきゃダメなの?と疑問に思うかもしれませんが、そういったことはありません。

小さく産まれてきた赤ちゃんの発達を評価するときには、修正月齢というもので判断します。

修正月齢とは何?

実際に産まれた日ではなく、出産予定日を基準にした月齢のことです。

つまりどういうことかというと、例えば予定より2ヶ月早く産まれた赤ちゃんがいるとします。

本来は産まれた日から0ヶ月と始まりますが、修正月齢は産まれた時はマイナスカウントです。

そして、赤ちゃんが『生後2ヶ月になって、修正月齢で0ヶ月』とし、『生後3ヶ月で、修正月齢1ヶ月』、『生後4ヶ月で、月齢2ヶ月』『生後5ヶ月で、月齢3ヶ月』といったように、修正月齢にそって成長の判断をしていきます。

本来3ヶ月の赤ちゃんは首がすわってくるころですが、例えで出てきた赤ちゃんの場合、修正月齢が1ヶ月として考えるので、首がすわっていなくても何も問題がないと判断されるのです。

未熟児の体重の増え方は個別性あり!焦らず見守ることも大切

低出生体重児で産まれてくる赤ちゃんの気がかりは、やはり、体重の増加や身体の大きさがどうかということですよね。しかし、どの赤ちゃんにも言えることですが、成長には個人差があります。

正産期で産まれても、その後なかなか体重が増えない赤ちゃんもいますし、成長のスピードが遅い、早いというのは本当に分からないものです。大事なのはゆっくりでも産まれた時からは確実に成長しているということを判断することです。

そして、ゆっくりですが、必ず同年齢の子と同じような成長の段階に追いつく時期がきます。大体の目安ですが、出生体重1250〜1500gだった子は2歳ぐらいに、1500g以上の子は1歳頃までには追いつくと言われています。

それ以下の体重の子でも、小学生に上がる頃までには、追いつくとされています。子供の時の成長発達は、著しく急に成長することもあります。焦らず見守っていくことも必要です。

ですが、何か気になることがあれば医師など医療スタッフに相談するようにしましょう。

未熟児の赤ちゃんが自宅へ退院してから気をつけたいこと

未熟児で産まれた赤ちゃんが退院して、いざ自宅で生活をしていくとなったときにより注意していくことがあります。

環境作り

低体重で産まれた赤ちゃんは、免疫獲得が少ないので、風邪などを含めた感染症にかかりやすいです。赤ちゃんはお母さんの母乳を通して免疫を獲得しますが、母乳を飲む量が安定していなかったりすると、十分な免疫を得ることができません。

また、生後半年も過ぎれば自分で免疫を獲得するようになりますが、小さく産まれた赤ちゃんは少し時間がかかるでしょう。そこで、部屋の環境を整えることは重要になるのです。

部屋の温度や湿度はもちろんのこと、ホコリなどのゴミにも注意するようにしましょう。

赤ちゃんを触るときには清潔さが大事

上記でも免疫のことを説明したとおり、お世話をする母親や父親、その他、家族が赤ちゃんに触れるときには、手洗いをするようにしましょう。

また、外へ出て帰宅したあとなどは、服も汚れていることがあるので、出来るだけ着替えて、うがい手洗いも入念に行うようにしましょう。赤ちゃん自身だけではなく家族の風邪予防につながります。

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