つわりの緩和に鍼灸がおすすめ！効果と注意点

妊娠中のつわりは、多くの妊婦さんが経験しており、その辛さに涙した方も多いのではないでしょうか。

そんなツライつわりを緩和させる方法として、鍼灸の効果が注目されています。

美容や健康などに用いられる鍼灸ですが、つわりにはどのような効果があるのでしょうか…。

そこで今回は、つわりと鍼灸の関係について詳しく調べてみました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

つわりに効く？鍼灸の効果

最近は美や健康に意識が高いモデルや芸能人が、鍼灸治療を受けていることがSNSなどでもよくあげられています。

さまざまな効果が期待できると話題になっている鍼灸ですが、何と妊娠中のつわりの改善や緩和にも効果が期待できるとも言われています。

多くの効果がある鍼灸ですが、実際に興味があったり施術を受けたりしている方の中にも、鍼灸に対してよく理解できていない方も少なくないようです。

そこで、まずは鍼灸とは一体何なのか、基本から見ていきましょう。

鍼灸とは

鍼灸とは、鍼治療と灸治療を総称したものです。
鍼治療は体内のツボや患部に針を刺すことで治療効果を得るものです。

そして、灸治療も同じようにツボや患部に灸を施すことで治療効果を得るものです。

どちらも鍼や灸によって、体の不具合を調整しながらバランスを整えていく効果があります。

鍼灸とセットに考えられることも多いようですが、実際には効果や実感には違いがあり、施術も全く異なります。

専門家に聞いた！鍼灸の効果とつわりの関係

妊娠中のつわりは多くの妊婦さんが経験しているもので、安定期になれば徐々に症状も落ち着くと言われていますが、中には出産まで症状が続いてしまうこともあるようです。

つわりの症状を緩和する方法などは、ネットなどにも多く見られますが、実際に効果があるものはかなり少なく、個人差もあります。

妊娠中は服薬なども控える必要があるので、つわりは耐えて乗り切るという方が多いようです。

そんなツライつわり時にオススメしたいのが、鍼灸治療です。

つわりの原因は体内のホルモン分泌が妊娠によってバランスを崩したことが要因となっていますが、鍼灸治療は鍼や灸により体の不調を整えていくので、胎児や母体に負担をかけることなく、ツライ症状を緩和する効果が期待できます。

鍼灸治療は、体のバランス改善だけでなく、精神的な安定にも効果があるので、つわり中の精神不安にも効果が期待できるでしょう。

つわりの緩和以外の鍼灸の効果

最近話題の鍼灸治療ですが、実はかなり長い歴史のある治療法だということをご存知ですか？

鍼灸は中国を起源とし、約2000年以上の歴史を持つ治療法と言われています。
日本でも東洋医学の一種として広く用いられることになりましたが、西洋医学が主流になっていったことで治療としての機会が減っていきました。

その中でも、より日本人の体に合った鍼灸治療へと改良され、徐々に形を変えながら今日のブームへと繋がっていったのです。

実際に鍼灸にはどのような効果が期待できるのかを詳しく見ていきましょう。

自律神経のバランスを整える

私たちの体は、体を活動させるための交感神経とリラックスさせる副交感神経がバランスよく切り変わること体のリズムを整えながら生活しています。

この交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、胃腸の働きの低下・血圧の乱れ・不眠・食欲不振など、様々な不調が体に現れることになります。

このように乱れやすい自律神経のバランスを、鍼灸は整えて健康的な体を維持する効果が期待できます。

美肌効果

肌のハリや弾力に重要なコラーゲンやエラスチンなどを生成する肌内部の真皮層に鍼で刺激を与えることで、肌の働きが活性化し、肌の代謝を促す効果が期待できます。

つわり中にできる自宅鍼灸の方法と効果

つわりだけでなく健康に美容にと嬉しい効果がたくさんある鍼灸ですが、効果を得るためには一度だけではなく定期的に施術を行う必要があります。

特に体のバランスを整えるために鍼灸治療を始めた時には週に1度程度施術を行うことが効果的だとも言われています。

つわりが辛く妊娠中の体で、週に1度鍼灸院に通院するのは考えただけでも大変なことがおわかりいただけるでしょう。

そこで、自宅でできる鍼灸について調べてみると、意外にも自宅で簡単にできるセルフ鍼灸もあるようです。

鍼は、パッチタイプになっており、患部や適所に貼るだけで鍼治療の効果が期待できるというものです。

灸も患部に乗せて火をつけて行うものから、火を使わずに温感によって効果を得られるものまで様々市販されています。

鍼灸院では専門の鍼灸師が施術をしてくれるので、あなたの状態にあった方法を施術してくれるので、ホームケアではそれほどまでの効果は期待できないかもしれませんが、お家で気軽に試せるのでオススメです。

鍼灸だけじゃない！つわりの緩和に効果があること

自宅で鍼灸が自分でできると言っても、妊娠中やツライつわり中に鍼灸を自己流で行うことには、抵抗がある方も多いことでしょう。

そこで最後につわりを緩和する簡単な方法も一緒にご紹介します。

アロマを利用する

アロマの効果によってつわりの症状を軽減することができます。

特にオススメなのが、

• グレープフルーツ
• ベルガモット
• レモン

などです。

アロマによっては妊娠中に禁忌とされているものもあるので注意しましょう。

ハーブティーを飲む

ハーブティーにはリラックス効果があるので、妊娠中にもオススメの飲み物です。

ローズヒップ、ハイビスカスなど、酸味のあるものが胃腸のムカつきをスッキリさせてくれます。

鉄分をとる

安定期を過ぎても吐き気やムカつきなどの症状が続く場合、鉄分不足が関係している可能性があります。

鉄分は妊娠中に不足しがちな栄養素の一つでもあり、不足することでつわりのような症状が現われることもあります。

鉄分の過剰摂取はまた違った弊害がありますが、不足している分を補う程度で、しっかり摂取しましょう。