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快適に生活するために知っておきたい暖房・冷房の温度設定

      2018/01/28

快適に生活するために知っておきたい暖房・冷房の温度設定

みなさん、お部屋のエアコンは何度に温度設定していますか?

暖房や冷房は温度設定によって、快適に過ごせる目安が変わっていき、また電気代も大きく左右することになります。

そこで今回は、冷房や暖房の温度設定について詳しく調べてみました。

温度設定によってどんなことが変わってくるのか、ぜひ参考にして快適な生活のために役立てましょう!

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暖房と冷房の温度設定を同じにしたらどうなるの?

エアコンの設定温度が一緒であった場合、冷房と暖房では何が違うのか…と考えた方も意外と多いのではないでしょうか。

設定温度を同一にすることで、結果的な室温は同じになるとは思いますが、冷房と暖房では温度を変化させるプロセスに根本的な違いがあります。

エアコンによる室内温度の変化は気化熱によって生じています。

冷房と暖房では、室内温度の変化させる仕組みが全く真逆なので、エアコンから出てくる温風または冷風の温度が違うのです。

室外気温と室内温度の差も大きく影響しているので、設定温度が同じだとしても、冷房と暖房のどちらのスイッチを押すかによって、エアコンの働き自体が変わってしまうのです。

そのため、室外の温度が低い時に冷房を選択し、室外温度よりも高く室内温度を設定しても、その温度に室内温度が到達することは考えにくいと言われています。

暖房と冷房の温度設定の参考に…エアコンの仕組み

前項で冷房と暖房では室内温度に変化を与えるプロセスが全く違うとお伝えしましたが、その仕組みについて詳しく見ていきましょう。

エアコンの仕組み

エアコンは気化熱を利用して室内温度を調節しています。気化熱とは、液体が期待に変わる時に周囲から影響を受ける温度のことを指しています。

室外機の中に「冷媒」と言われる液体があり、冷房はこの液体を気体に変えるために周囲の熱を奪う仕組みを利用して、室内の温度を奪うことで室内温度を下げているのです。

そして暖房は、この冷房の仕組みとは真逆の仕組みを利用することにより、室内の温度を温めているのです。

この冷媒の液体を気化させるために、エアコンの室外機内のコンプレッサーによって圧力をかけており、室内機と室外機をつなぐパイプの中をこの冷媒を循環させることで、室内を設定温度に保つように働くのです。

温度設定は同じでも!?暖房と冷房の電気代の違い!

夏は冷房、冬は暖房に設定することが、エアコンを効率的に働かせるために重要なことはおわかりいただけたとは思いますが、このエアコンが必要な時期に、季節に関わらず共通して皆さんが一番気になっていることと言えば、エアコンにかかる「電気料金」ではないでしょうか。

夏と冬は電気代が高くなるというイメージがありますが、この季節の電気代を比べてみると、同じ時間だけエアコンを使っていたとしても、冬の暖房を使っている時の方が電気代が高い傾向にあります。

なぜ同じ時間だけ使っているのに、暖房の方が高くなってしまうのか…

その一番の原因は室内温度と室外温度の差が大きく影響しています。

例えば、夏の30度を超える暑い日に、室内温度として推奨されている28度に設定している場合、室内温度と室外温度の差はわずか5度程度です。

それに比べ、冬の1度〜3度の寒い日に、室内温度を推奨されている20度に設定している場合、室内温度と室外温度の差は15度以上になります。

このため、エアコンは冷房であれば5度前後の温度変化が必要になりますが、暖房は15度以上も温度変化させる必要があり、この数字から見ても冷房と暖房ではエアコンの稼働率が全く違うことがわかるでしょう。

冷房と暖房のエコな温度設定

環境省によると、夏の冷房使用時に設定温度を1度上げることで約13%も消費電力を削減することができ、暖房であれば設定温度を1度低くすることで約10%も消費電力を削減することができると言われています。

冷房も暖房も、設定温度が1度違うだけで消費電力が大きく変わっていくので、暑いからと言ってむやみに温度を下げたり、寒いからと言って温度を上げ過ぎたりすると、エアコンの電気代の節約は難しくなってしまいます。

では、何度に設定すれば電気代を節約できるのか、冷房であれば28度設定にすることが推奨されていることはよく耳にするかとは思いますが、暖房は20度程度と言われてます。

冷房や暖房など、早く室内温度を設定温度にするために、一気に設定温度を下げたりあげたりする方も多いようですが、そんな時には自動運転に設定してみましょう。

自動運転にすれば、まずは設定温度にまで室温が変化すると、その後はその温度を保つために一番最適な運転を自動で選択してくれます。

冷房も暖房も!温度設定で上手に節約!

冷房を使う際に節約することも大切ですが、電気代を比べることでも冬の暖房の使い方を意識した方、より電気代の節約につながるでしょう。

暖房を使う時に、少しでも消費電力を削減するためにはどうすればいいか、節約のポイントをまとめてみました。

設定温度を下げる

先ほども述べたように、電気代は1度温度設定を変えただけでも大きく変化します。

冬は設定温度を1度上げるよりも、お洋服を一枚多く羽織って設定温度を2度下げてみましょう。

加湿器を利用する

暖房を使うと乾燥するという方も多いのではないでしょうか。

実は室内の湿度が高いと温かさを感じることができるので、エアコンと一緒に加湿器を使用すれば、エアコンの消費電力を削減することができます。

特に、冬は室内の湿度を50〜60度に保つことで、風邪やインフルエンザなどの菌の感染を防げるとも言われています。

ぜひ暖房を使う際には、健康や節約のために加湿器を併用してみましょう。

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